遊戯
「遊戯」は、ドビュッシーが作曲した最後のバレエ音楽です。

元々はセルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団のために舞踊の伴奏音楽として作曲されたもの。
初演の振り付けは、ニジンスキーが担当しました。
主題の操作の仕方が、とても即興的で流動的なのが特徴です。
主題は加工・変形されてもいいし、されなくても構いません。
ただ反復するだけでもいいし、その場合にテンポや音価の変化が加えられても(加えられなくても)構わない、という曲。
伝統的な展開や動機労作、楽曲全体の統一性はしっかりと拒否されています。
そういった意味で「開かれた形式」によって新しい楽曲構成法を開拓したとして、20世紀後半にピエール・ブーレーズを中心とするグループによって再評価されるようになりました。