呪術から宗教へ
原始的な魔法のすべては、本質的には要するに不運に対抗するための積極的な政策でした。
こういった魔法対策は、さいしょは自然界の災厄に対する防衛の武器・・・
厄除けの方法iであったのが、やがては幸運に対する御機嫌取りの方便として用いられるようになり・・・
そして、自然界ばかりでなく、広く人類生活の万般の事象にわたって関連するようになったのは、常識的な成り行きです。
護符とか、呪符とか、悪霊とか、妖怪とかいうものが、こうして生まれ、後に宗教と呼ばれるものが発生する根拠となるのです。
けだし、外的世界の性質についての考案は、呪術に始まって宗教へと発展し、末は哲学的思惟の領域・・・
または偽似科学・隠微学の状態に編成され、さらに科学的方法にまで体系化されるに至るのです。