仏像は手でも人々に語りかけている 2
目が口ほどにものをいうのではなく、手や指が口以上にものをいうのです。
だから手つきをみると相手の気持ちがよくわかるといいます。
仏教は人びとの性格や能力に応じて慈悲の教えを説きます。
ですから、人間に千差万別あるように、仏像の全身を駆使して仏の意志を相手に伝えようとします。
家に創価学会 仏壇があるという方なら、このような話はきっとご存知でしょう。
そこであらゆる手つきをし、二本の手で足りない時には手を千本つけ足す千手観音像のようなものもあります。
これに比べると、私たちはせいぜい失敗した時に頭をかき、はにかむ時に手を口にあて、怒った時ににぎりこぶしをふり上げるくらいが関の山です。
野球選手の使うハンド・サインなども幼稚なもので・・・
その点、インドや東南アジア諸国の伝統的な舞踊では、仏教の影響もあって、今でも日本以上に手つきが重要な役割をはたしています。