2つのアラベスク
ピアノ曲《2つのアラベスク》はクロード・ドビュッシーの初期の作品で、一番有名な作品の1つです。
1888年に作曲されて1891年に改訂されたそうです。
ドビュッシーの2手用のピアノ曲としては、ロシア時代の《ボヘミア風舞曲》(1880年)以来の楽曲ですね~。
2曲のアラベスクはいずれも、ロマン派音楽に典型的な三部形式による小品で、和声法にグリーグやフォーレ、マスネの影響が現れているものの、抒情性と軽やかに運動するリズムの共存はシューマンの考えや思想に似ていなくもない気がします。
特に〈第1番〉は、分散和音の多用と、右手と左手のポリリズムの組み合わせが「アラベスク」の由来かもしれません。